天上碑―あとがき―
「ゆうしゃ乃SS」と「潜龍に生きた人」
それらはまさにそのタイトル通り、天上碑という世界の、潜龍乃夢という大地を、心の底から愛した人たちの物語です。
2005年1月に「心模様」というサイト名で出発したこのウェブサイトは、翌年2006年1月の公開作品「次なる海原」をもって一旦完結となりました。
「次なる海原」を今公開していないのは、その作品に、あまりにも未来への不安が投影されていたからです。
心模様と共に歩んだ2005年は、迷いに迷った1年でした。
天上碑でXゆうしゃXを名乗った当サイト管理人の人生は、おおよそ一般の方々の理解の範疇を逸脱しています。
もっと簡単な言葉で言い表すと「イカレてる」 アメリカ風に言えば「クレイジー」です。
予感は的中し「天上碑-こころもよう-」と改名する2008年1月までに、地獄と天国を行ったり来たりしてました。
金銭的にも精神的にも浮き沈みが非常に激しく、一喜一憂。辛い時期は死ぬほど辛かったです。本当に。
その間、天上碑で面識のあった人々に、多くの助け舟を出していただく機会に触れました。本当にありがとうございます。
そして2008年のリメイク時に、唯一手をつけられなかった華時雨の完結編「華時雨-後編-」を、2010年の今ようやくリメイクし、この「あとがき」と共に公開しました。
(その他公開作品も部分的に修正しましたが、「狂わしの蝶」の語り部分はかなり改変しています。読み返してみると目も当てられなかったので……。)
これが、このウェブサイトの最後の更新です。
長かったけど、いよいよ天上碑と潜龍に、本当の意味でのお別れをするときが訪れたんだと思います。
こんな管理人にSSを提供してくれた愛ある武人達にも、こんな管理人のサイトを愛読してくれた心優しい読み手の皆様にも、感謝の気持ちを止めることが出来ません。
これから先、あなたの人生が様々な風にさらされる旅路の中でもしも疲れてしまったら……また、立ち寄ってください。
お元気で。思い出だけは永遠です。
2010年1月3日
a centence by XゆうしゃX
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